懐かしくて色褪せないもの

世界が平和であればいいね

sally rooney『normal people』と口下手な私

『normal people』は小説であり、BBCでドラマ化もされています。

どちらも素晴らしいです。

私はドラマを見て、余りに感銘を受け、思わず小説も買ってしまいました。

多分今までに読んだことのある洋書記念すべき3冊目です。

 

1冊目が、私の祖父が持っていたjack london『the call of the wild』で、2冊目がtruman capote『house of flowers』かなと思います。その話はまた追々というか、大抵物語の意味を取り違えていることが多いです。よく言うならば、読むたびに新しい発見があるということで。

 

『normal people』のあらすじは、学校生活でちょっと馴染めない二人が、高校生・大学生・社会人へと少しずつ其のコンプレックスを乗り越えて暮らしていく様子です。心理描写がとても上手で、二人の至って普通なんだけれど何処か不器用な関係が表現されています。

若しかしたら、そんな風に周囲と馴染めないっていうことが自分の本当の姿かもしれませんね?だと思ったり思わなかったり。多分自分が本当に思ったこと感じたことは、集団生活の中でストレートに伝えることは難しいです。

其の軋轢に対して敏感に感じる人もきっといる筈です。『normal people』の二人は恐らく其方側だと思うんです。

 

余談ですが私の場合、未だに人と話すときに吃りますし…。伝わりませんし…。よく会話が嚙み合わないよというご忠告を受けます。余りに相手にきちんと伝えたいと思うからこそ、言葉を選んでしまって、其れじゃ不味いことも分かっています。でも難しいですよね。

 

とりあえず自分の理想を追い求める癖を早急に直さねば、と思う今この瞬間なのです。

 

『normal people』,小説もドラマも素晴らしいですが、多分ドラマ版の方がわかりやすいのでお薦めします。どんな風に感受性の強い二人が人間関係の下手さを克服していくのかなって、もちろん上手くなってはいないかもしれませんが其れでも分かってくれる人もいて……其んな話だと思います。

人間関係が苦手な人は意外に多いと思います。要は其れを表に出すか出さないかだけで。結構皆似たり寄ったりじゃないですかね??   と言ってみます。

 

 

I think we're at the weird age where life can change a lot from small decisions

 

 

 

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