懐かしくて色褪せないもの

世界が平和であればいいね

読書

ちょっとだけ嬉しいこと

wilkie collinsの『moon stone』を読みました。 もうかれこれ4年?くらい読んでいるのだけれど、この前遂に読み切ったのです。 ミステリー小説で、其れほど私がミステリーに耽溺していないので、面白いかと訊かれると首肯し難くも又あるのですが……。 ほとん…

『黒い雨』井伏鱒二著

昔読んで書き付けてあった、雑駁なmemorandumがふと目に留まったので此処に記しておこうと思う。 其れは数行しかない文章だけれど、それでも当時の私の受けた影響だと思うから。 本の少しの受けた印象でも大切にするべきだと思うんだ。 そして回想して感じる…

ただ波濤を眺めるだけでもいいよね?

釣りに行ってきました。一人で。訳も分からず。意味もなく。なぜ……? 私の知り合いの方が釣りが趣味なので、私も少しでも話題を合わせようかなと思って釣り道具を買ったのです。其れが1年以上前くらい……? 魚を釣ることに対してそんなに情熱を持っていないの…

とりあえずの読書の記録

一つのことをやる時は、他のすべてを忘れてしまっていい。其れぐらいの愚鈍であってよいと思う。 最近といっても此処一か月くらいだろうか。とりあえずどうにかこうにか読み終わった本を記録しておこうと思う。読み終わったのが最近という意味で、結構一冊の…

「安部公房」はまず名前の読みが分からないのだ

安部公房は小説としては、結構奇想天外な作品が多いので、読みやすいし今の人にも大分受けがいい良いように感じる。私も昔文庫本か何かで「人間そっくり」や「奴隷狩り」などを読んだことがある。物語の展開が早いので、スラっと短時間で読むことのできる作…

八島藤子 『私は広島を証言する』

其の最後の一節でも私は忘れてはならないと思うのです。 ……… わたしは生き残った広島の証人として どこへ行っても証言します。 そして「もう戦争はやめよう」と いのちをこめて歌います。 ……… 此のいのちをこめてと何故綴れるのでしょうか? こころをこめて…

サルトル『実存主義とは何か』

ただでさえ億劫なのに……。 どちらかと言えば考え込んでしまうタイプの私が、”行動主義”を見出した著作、其れはサルトルの『実存主義とは何か』です。実存主義なんて知らないよ、という前に抑々私自身知らないのですから。たった百四十四ページに過ぎない鴻毛…

sally rooney『normal people』と口下手な私

『normal people』は小説であり、BBCでドラマ化もされています。 どちらも素晴らしいです。 私はドラマを見て、余りに感銘を受け、思わず小説も買ってしまいました。 多分今までに読んだことのある洋書記念すべき3冊目です。 1冊目が、私の祖父が持っていたj…

"時間”と”ベルグソン”

ベルグソンの著作なんて読んでないのです。ただチラッと見ただけです。チラッとチラッと。図書館で借りて来たはいいものの、読み飛ばして、其の儘いつもの返却コースを辿りました。 だから9割9分自己解釈の雑記です。 時間っていうものは存在すると規定して…

人間的なあまりに人間的な『二等兵シュベイク』

『二等兵シュベイク』はハーシェク作の小説です。 第一次世界大戦か第二次世界大戦か良く分からんですが,(許して),戦乱の世の中にチェコの国内で生き抜いた二等兵シュベイクの物語です。 小説のジャンルとしてはユーモアが溢れに溢れています。 日本に於ける…