例え0.00000000000001でもいいから自分が未来へ向かって進んでいるのだと信じたい。
其れは君が信じ切れていないから。
其れだけでいい。
丁度此の数秒の揺らぎだけでいい。其のためだけに例え私が駄目になったとしても。
愛情を信じたいと痛切に思う。
けれど愛情を信じることは難しいのだ。
尤も単純で単純すぎるからこそ人々が嫌うもの。
最後の一滴をコップに注ぎなさい。
彼女が死ぬ間際に書き残した断片は、丸でガロア理論のように感傷的。
”死”よりも絶対的な何かを。
君じゃなきゃ駄目なんだ。
今日じゃなきゃ駄目なんだ。
今じゃなきゃ駄目なんだ。
私はへこたれないよ。
私の内側に丸まっている精神の厚紙。
インクで文字を書いたら、机が黒で濡れたよ。
哀しさ、矛盾、dilemma、それ等を有りの儘身体に載せて運ぼう。
暗さを明るさで置換することは不可能だから。
暗い表現は必要なのだ。
淡々と冷たい風力が。
其れは、終着駅で怯懦に含羞むため。
川崎洋の詩のように。
例え、自己嫌悪でも自己憐憫でも自己否定でも、
幾度も繰り返しても、又立ち上がる”弱さ”を
どうか許してください。