懐かしくて色褪せないもの

世界が平和であればいいね

三浦綾子さんと曾野綾子さんを混合していた話

私は今日まで、三浦綾子さんと曾野綾子さんは同一人物だと思っていました。

名前がそっくりであることと、二人とも作風がキリスト教っぽい感覚があるので同じ方だと勘違いしていました。

 

 

三浦朱門さんと結婚された方が曾野綾子さんなんですね…。

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尚更紛らわしいのです。

(何故なら曽野綾子さんの本名は、三浦千壽子と言うそうです。)

 

大病を患って、病室のベットで宗教的観念を実感して小説を書き始めたのが三浦綾子さんなんですね。

 

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間違っていたら済みません。ちなみに三浦綾子さんの夫は、三浦光世さんという方だそうです。三浦綾子さんの病床でいつも励ましてくれた方は前川さんという方で、三浦光世さんは、其の前川さんの生まれ変わりかと錯覚するほどそっくりだそうです。

三浦さんが書いている小説は、例えば『氷点』や『道ありき』など表題の如く求道的な物語が多いと思います。私は読んでいないので何も偉そうなことは言えませんが。

 

曽野綾子さんも三浦綾子さんも小説は私は入り込めませんでした。宗教に対するイメージが苦手なのです。でもエッセイは面白く読めました。普通の一般的な一人の女性の立場からの人生訓というような……。骨太な感じがします。若しかしたら一般的ではちょっとないかもしれませんが。曽野綾子さんのエッセイは少し主張厳しめだったと思います。

 

例えば、「私なんて寡聞ですから……。」と言う口上は、ただの自己保身であって外界に対して自己を閉ざしてしまうよ。恥をかいてもいいから色んなものと付き合って、たくさん勉強していきなさい。……みたいなことも濃縮して言っていたような。どうだったかな。

 

 

「永遠の命っていうものは、………

                    やっぱりあるし、 」   

 

「人間は死ぬもんだっていうことをしっかり覚えておきたいし」

 

 

 

 

「宗教」という言葉で否定的に敬遠していたけれど、何だか其れは自然と醗酵した人間の意志のような気がしました。